島とアートと建築と。
少し前になりますが、時間を見つけて
香川県の直島、豊島にアートと建築、
そして風土を探索に行ってきました。
写真は建築をやっているもので知らない人はいない
西沢立衛さん設計の豊島美術館。
小高い丘にあって、
ランドスケープとアートと建築を一体化させる試み。
一目見るだけですごすぎて顔がにやけてしまう。
水滴のような建築の中に展示されている作品は1つ。
作品を見るためには奥に見える小さな山をぐるっと
1周しなければ見れない動線に。
期待値を高めさせながら豊島の自然に無意識に
近づくようにと大きな意思を体感させられる。
心地いい。
建物内部に入ると外界の自然を
柔らかく断ち切るように続く丸みを帯びたコンクリート。
もはや壁なのか、天井なのか、そんな概念も奪ってくれる内部。
建築をやっていると、情けないことにどこに行っても
建築ばかりに目がいってしまうことが最近気になっているので、
できうる限り、街並みの雰囲気、人々の在り方、気候や自然を
五感で感じるよう島々を歩いてきました。
そうすることで、もっと建築を柔らかく
自然に考えられるのではないかと思っていますので。
- 2017.10.04 Wednesday
- 旅行
- 20:17
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- by アトリエキノコ一級建築士事務所