神が宿る建築
行こう行こうと思いながらも、なかなか行けなかった軽井沢に
建築物を体験に行ってきました。
複数個所を回った中でもっとも感動した建築物が
この田崎美術館。
メインの通りから1本それた
閑静な木漏れ日あふれるそんなロケーションに建つ。
外観は1980年代に完成しただけあって、
年月に相応しく時代を超えてきた様相。
ただし、空間の質は年月を重ね
さらに魅力を得ているように思えました。
田崎廣助さんの絵画と軽井沢から着想を得、
照明に頼ることなく自然光の移り変わりによって
作品の見え方を操作していく造り。
空調も使わず、その時々の空気感までも
作品を見るための重要な要素としています。
西洋の教会のような柱と、天井の高さ、
トップライトから反射しながら落ちてくるあかり。
祈りたくなるような感動を抱きました。
設計者は原広司さん。やはりすごい。
わかりやすい建物ですと京都駅の設計者の方です。
お近くに行かれた際はぜひ。
- 2017.06.08 Thursday
- 長野県軽井沢町のこと
- 20:36
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- by アトリエキノコ一級建築士事務所